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第127回スペシャルツアーIN茗荷谷
重要文化財 銅(あかがね)御殿特別見学と茗荷谷ミニウォッチング


                            チューリップ写真をクリックすると拡大されます


  銅御殿(旧磯野家住宅)門の銅板葺きの洒落た屋根


11月9日(水)、湯立坂にある重要文化財指定の旧磯野家住宅(最寄駅:メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」)の特別見学会です。
緑豊かな庭園もあり、竣工当時から近隣の人々は「銅御殿」と呼んでいました。いまは鈍い緑色の銅葺きの屋根ですが、竣工当時は赤々と輝いていたことでしょう。今回は当グループだけの特別見学です。


  銅御殿の本宅


 正門


施主の山林王、磯野敬は予算と工期に制限を設けないという破格の条件で、若くしてこの仕事を請け負ったは彫刻家 高村光雲の弟子であった北見米造(当時21歳)。
7年の歳月をかけ大正元年に竣工し、関東大震災や空襲の罹災ものがれ、現在に至っています。また、「NHKゆうどきネットワーク 怒りの現場」(2011年 5月30日)でも紹介されていますが、すぐ隣の14階建高層マンションの建設問題でも有名になりました。


  御殿の庭を散歩するメンバー


  玄関で説明を聞く


重要文化財の建物から計画敷地までの距離はわずか1メートルほど。工事に伴う振動や騒音、掘削などによる、重要文化財への影響や、また、高層建物による強いビル風の影響も憂慮されましたが、マンション建設を止める法律はなく、反対する地元住民なども含め景観紛争を起こしました。近くには小石川植物園や占春園などもあり、歴史と緑豊かな地域で景観や文化財保護のことも考えてみましょう。

近隣のミニウォッチングは、教育の森公園や占春園にも足を運びました。



  御殿への入り口にて



以下は参加者の感想です

今回は20名限定のスペシャルツアーで、GTWのメンバーから希望者が募集されましたが、普段は見学できな重要文化財とあって、応募者多数。

ところが、いつもは、くじ運の悪い私が高倍率の抽選に珍しく当選し、ラッキーな茗荷谷のそれこそスペシャルな一日を過ごすことができました。

特に印象に残っている所は観察園であるために自然に任せて植物が植わっている占春園。
それにメインの、とても手のこんだ造りの銅御殿です。こんな建物は、おそらく現在では到底建てることも、建て直すことすらできないものだろうと思いました。
文化財に悪影響を及ぼすということで、物議をかもした、隣接して建てられた高層マンションには、人が住んでいそうになかったのは驚きでした。

昼食もワインつきでおいしかったです。」

  第三木曜 岩崎トモ子




  



 


| 東京都::文京区 | 07:54 PM | comments (0) | trackback (0) |
第116回スペシャルツァーIN人形町
ミシュラン3つ星料亭 玄冶店 濱田家で楽しむ


 濱田家の正面


今回は、ミシュラン3つ星料亭 玄冶店 濱田家(げんやだな はまだや)で和食を楽しむことをメインとし、その後水天宮など人形町界隈のミニタウンウォッチングを楽しむことにしました。

濱田家は大正元年創業の高級料亭で、2007(平成19)年に日本料亭では初のミシュラン3つ星になりました。
ここに、参加メンバーから感動のレポートを寄せてもらいましたので、ご紹介します。


 建物へつづく庭
 

名の知られた高級料亭に大きな期待で訪れました。
「お着きの間」にて一服のお茶の後、仄かに香の薫りを感じながら二階大広間に案内され、床の間の大きな松と花に目を奪われ着席。
お献立に目がいく。
濱田家のいわれや中東の王族が訪れた時の話を伺った後、GTWの会の発展を記念し、白酒で乾杯。

 お着きの間で、まずお茶を一服 



いよいよお料理です。

黒いお盆に前菜の数々。
まず最初は、いかのこのわた和え。
「わっ、おいしい!」-ほとんどお酒は嗜まないのに、思わずちょっぴり一口舌にころがすと、二箸目はさらに美味しく嬉しくなってきた。
そして献立表にそってお料理は進み、どれもみな美味しかったのだが、特に美味しかったのをいくつか挙げると、
海老=新鮮な海老本来のうまさが生きて
さより=身の白さ、皮の青さ、歯触りの季節感
鰆(さわら)=脂ののりに甘さからさが絶妙で、皮までいただいてしまった
四川味噌・白味噌=頃よい味が主材を引き立て
白和え=風味と共にこっくり、まったりした中に主材の香り歯触りが利いて味わいを深め
炊合せ=海老芋のほっこり、ねっとりさの中に染み込んだうまみと、筍のほんのわずかなあくっぽさのうま味と香りに、春の走りがあったし、三箸といかない量の壬生菜の煎煮でも、菜と味の両方のうま味が生きて調和
ご飯=穴子が鰻の白焼きのように身白くふっくらと皮も色よく、穴子とごぼうののたれ味のかかったご飯にごぼうが香り、美味しいご飯でした。

料理の一部



美味しさに心が行き、器の印象が薄いのですが、赤土に緑の上薬の厚みのある焼き物皿が思い出されます。

ともあれこれらの美味しさは、良質の素材と料理人の腕の確かさによるのですが、健康だからこそ味わえた幸福だと感じています。

最後に記念写真を撮っていただき、期待にたがわぬ味に満ち足りて、次の人形町界隈の探訪に向かいました。

追記
今改めて献立表を眺めますと、精進料理の五味・五法・五色にもプラス懐石料理の旬、走り名残にも十分適っておりました。
五味=甘・酸・鹹(塩味)・辛・苦
五法=煮・焼・蒸・揚・生
五色=青・黄・赤・白・黒
                                                第一木曜  多賀久子






| 東京都::中央区 | 09:57 PM | comments (0) | trackback (0) |
第115回スペシャルツァーIN栃木
地元ガイドさんと土蔵の街並み”野州小江戸”を歩く



  「とちぎ蔵の街美術館」の前でのツアー参加者たち(第1グループ)とガイドさん






10月8日、絶好のTown Watching 日和の中、60名を3グループに分けて、栃木駅を歩いて出発しました。

地元のボランティアの方のご案内です。「せっかく遠方からみえたので、できるだけ多くのところを」という
ご配慮からでしょうか、盛り沢山の内容で、忙しい感じの街歩きでした。


  蔵の街大通り―栃木駅から続くメインストリート。右手は三枡屋




まもなく風情ある、巴波(うずま)川と川端柳と塚田家の蔵並みに到着しました。

川端をそぞろ歩くだけで蔵の町栃木を充分に味わえる感じでしたが、少々危なっかしい感じの和船への乗船です。

喫水の浅い船の舳先で、靴を脱いで、グラグラしながら艫まで歩いて座る。船は岸にぶつかりながら100mほど行って帰って来ました。せっかくの“船旅”でしたが、景色は変わらず、時間を多く取られたので、後の観光は駆け足になった感じでした。


 巴波(うずま)川の船着き場―対岸の屋敷は木材回漕問屋だった豪商塚田家。現在は歴史伝説館として公開



  塚田歴史伝説館に展示されている、本物と見まがう三味線を弾き民謡をうたうユーモラスなロボットのおばあさん。そばで聞き入る男も本物そっくりの人形




「黒ぐろまんじゅう」が美味しいと評判の、「もめん弥」の前を歩いて通りながら、案内も無く、買う時間も取れない。
私は個人的には、あの船さえ無ければ、昼食後少し自由時間も取れたでしょうし、ぶらついて買い物や街の雰囲気をもっと感じられた事でしょうと、ちょっぴりざんねんでした。



  人形・羽子板など江戸時代からの伝統品を商う三枡屋で買い物をするツアー参加者




でも昼食に出て、美味しかった「鳥梅」のきゅうりのたまり漬けは、目の前の店だったので、何とかゲット!!

ともあれ、栃木の街は、確かに一度行ってみる価値のある町でした。
ボランティアの案内の方も、ミニバス「のらっせ号」の運転手さんも、バスで隣り合わせたお爺さんも、皆が自分の町を案内したくてたまらない様子でした。
運転手さんの名調子のガイドには、みなさんもとても喜んでいました。


  循環バス「のらっせ号」-1日200円で乗り放題の市内バス



語る事のできる、歴史ある町に住むのはとても素敵な事ですよね。
「のらっせ号」はレトロ風のミニバスで面白かったし、行った先の岡田記念館、その隠居所の翁島、あだち好古館などそれぞれ歴史と伝統の風格を感じさせるスポットでした。



 代官屋敷跡(岡田記念館)でボランティアガイドさんの説明を聞く


  岡田記念館にある栃木で一番古いといわれる明治時代の床屋。平成元年まで利用されていた



最後の油伝味噌は本当に駆け足になってしまったのが、とても残念でした。
 
スペシャルツアーでなければ無理の場合もあるでしょうが、月例のマンスリーツアーのT.W.でも、時にはこの位の遠出を入れてもらいたいと思いました。

ともかく秋の楽しい1日をありがとうございました。
                                                   
                          第2土曜   長谷川美代子






  秋祭りの山車―山車会館に秋祭にねりあるく山車3台が展示されている


  あだち好古館の門―江戸末期から明治にかけて建てられた呉服商の蔵を改修した美術館には、江戸情緒を感じさせる美術品を展示





| 栃木県 | 07:05 PM | comments (0) | trackback (0) |
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