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NO180 スペシャルツアーIN小川町(埼玉県比企郡小川町)
     ―和紙の里でガイドさんと巡る懐かしの風景・建物ー


小川町は埼玉県の中央部よりやや西に位置し、約3万人です。
周囲を緑豊かな外秩父の山々に囲まれ、市街地の中央に槻川が流れ、歴史を誇る小川和紙や小川絹をはじめ、建具、酒造などの伝統産業で古くから栄えた町です。
また、歴史を秘めて佇む史跡や往時の面影を留める町並みなど、その風情から、いつしか「武蔵の小京都」と呼ばれるようになりました。
1300年の歴史ある手漉き和紙、特に「細川紙」の技術は、国の重要無形文化財に指定されて「細川紙」の製紙技術は、平成26年11月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

           ☆    ☆    ☆


小川町駅前での参加者の皆さん




街のガイドは、地元在住者の平山ご夫妻(住宅ライター・NPO法人小川町創り文化プロジェクト)にお願いしました。

当日は、終日曇りの日で暑くもなく散歩向きの日でしたが、以下散歩見学の一端を記します。



参加者は、先ず小川町駅前に集合し、密にならないように、ご主人と奧さんの2グループに分かれて散策しました。


小川町は”関東の灘”の異名をとる酒どころともいわれ、町中に酒造が3軒もあり、そのうちの武蔵鶴酒造を見学。
酒造の職人の方から説明を受けたあと、参加者の皆さんは清酒の試飲に舌つづみをうち、買い物を楽しんだりしました。

 武蔵鶴酒造にて

  「和紙のふるさと小川町」のポスターを掲げた武蔵鶴酒造の店頭


その後、町自慢の個性的で素敵な図書館の見学です。


外観は街の伝統的な景観に沿った和風の建物で、内部は他の一般の図書館には、あまり見られないようなユニークな工夫があり、ゆっくり読書や調べものができる配慮がいたるところにあります。閲覧室と中庭が自由に出入りでき、読書や休憩ができたり、キッズルームも充実しています。ともかく、一度行くと何度でも足を運びたくなるような空間でした。

 閲覧室のすぐ外で読書のできる中庭


小川町には、京都の鴨川のように、町中を槻川の清流が流れています。その川辺には、水を間近に感じられる栃本親水公園があります。この良質で豊富な川の流れは、今に至るも和紙や地酒の生産を支えるだけでなく、水の郷として町の人の心を癒しています。

槻川沿いの栃本親水公園

 槻川に並べられた石を渡ったりして川を楽しむ参加メンバー


小川町和紙体験学習センター(旧製紙工業試験場)

 センターの外観

昭和の初めに建てられた建物はモダンなデザインで、現在は和紙造りのいろいろな工程を体験できる活動が行われている施設に。
ここでは、コーゾから和紙を作る過程や、工場などを見学しました。

 歴史を感じさせる重厚な紙巻き取り機についての説明を聞く



割烹旅館・料亭
昭和8年に建てられ、国登録有形文化財になり、今も現役で営業をつづけているのが割烹旅館二葉。

 二葉に到着したメンバー

また、明治時代に建てられ、昭和の初めに改装され、現在も名物「女郎うなぎ」を看板として営業する老舗に割烹福助がある。どちらも小川町に似つかわしい伝統と風格を感じさせる建物です。

 割烹福助



今回のスペシャルツアーでは、その二葉で昼食をとりました。
ここは明治維新の大物・山岡鉄舟と深い関係があり、彼の資料館もある。建物の入り口の扁額「二葉楼」は鉄舟の直筆。
頂いた「忠七めし」となずけられた食事は、お茶づけを中心としたもので、これも鉄舟の要望で創られた料理に鉄舟が名付けたものといいます。みなさん、美味しそうにいただいていました。
食後は回遊式の美しい庭園を堪能したり、資料館を見たりしました。

  山岡鉄舟の直筆扁額「二葉楼」

 密を避けてセットされた席での 食事風景

  建物の裏にたたずむ回遊式の美しい中庭


万葉集に親しむまち
小川町駅からのびる通りを歩いてすぐ気づくのは、歩道に立てられた万葉集の歌のモニュメント(案内板)です。町には万葉集に親しむ約1時間の散策コースがあり、そこには約70本のモニュメントがたてられ、歌や万葉集に興味のある人にはこれを見て歩くこともまことに楽しい小川町ならではの街歩きです。
当地は、万葉集研究の巨星で鎌倉時代の学僧仙覚(せんがく)が画期的注釈書「万葉集注釈」を完成した地といわれ、その功績にちなみ、、町を挙げて万葉集の普及活動を進めているとのことです。

 歩道の際に立てられた案内板

 和歌1首・歌の大意・挿絵つきの解説のある案内板


   <以上 事務局 前田照彦>






| 埼玉県::小川町 | 10:42 PM | comments (0) | trackback (0) |
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