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第162回スペシャルツアーin新潟
  ―GTW25周年記念旅行・日本の原風景を探す―  



田園や草原などを舞台とみる”農舞台”の一画に立つ大きなアート


以下は参加者の感想です


5月14日の「越後の里アートツアー」と5月15日の「越後のミケランジェロ・名工石川雲蝶の作品と懐かしの街並み」の企画を知った時、どちらも以前から行ってみたいと思っていたところだったので迷わず宿泊付きで申し込み参加いたしました。

一日目は予報では曇りでしたが、運良く晴れ上がり暑くなりました。最初に立ち寄った「美人林」は小さな池を囲むように樹齢90年のブナ林が丘陵に広がる可愛らしい林です。陽の光を受けた新緑がキラキラときらめき、木々から発散される清浄な空気を胸いっぱい吸って心地よい散策が出来ました。

 土市駅近くの作品の前で記念撮影です


「大地の芸術祭」の里 妻有(つまり)は市町村合併で大きく広がった十日町市のあちこちの田園が会場です。田畑や道路・空き地・古民家や廃校となった学校などの建物の中に点在しています。バスの車窓から田んぼや畑の中、道路脇に何気なくひっそりと置かれている作品を「ここにもあった」と見つける楽しみがあります。現代アートと昔ながらの田園風景が違和感なく共存している不思議な光景でした。

 星峠から見晴らす美しい棚田


 田園、棚田に散在する作品群


 絵本と木の実の美術館

  美術館内


  古民家を学生たちが2年半かけて天井・床・壁・柱や梁全体をのみで彫り上げて建物自体を芸術作品に仕上げた「脱皮する家」は、学生たちの汗と忍耐と努力を感じ、それを支えた地元の人々との共作という感じがしました。

 昼食を頂いた「まつだい里山食堂」ではバイキング形式で地元の食材(主に山菜)を使った色とりどりのお料理の数々を大きな窓から、まつだい農舞台(棚田に置かれた田おこしから稲刈りまでを表現したロシア人作家の作品)を見ながら頂きました。山菜の料理というとてんぷらやお浸しくらいしか知らなかったのですが、本当に様々な料理法があるのだなと美味しく頂きました。


 JR飯山線に乗車することが出来たのも楽しい経験でした。無人の小さな駅の外にも作品があって楽しくなりました。

  下条かやぶきの塔

 2日目は晴れから曇り雨と目まぐるしく変わり、一時はひどい降りとなりましたが運よくそれほど濡れずに済みました。写真でしか見たことのなかった石川雲蝶の実物作品は技巧のすばらしさと言葉では表現できないような存在感が迫ってくる感じすらしました。ガイドの女性の説明が雲蝶への愛を感じさせる素晴らしい説明で理解を深めることが出来ました。気がつかないような細かいところに隠された雲蝶の遊び心が心に残り、雲蝶とはどんな人だったのだろうか、作品を作っている時にどんなことを考えていたのだろう、この透かし彫りの技法はどうやって彫ったのかなどもっと知りたいと思わせるような素晴らしいガイドさんでした。西福寺の開山堂の天井は圧巻でした。しかし開山堂と穴地十二大明神の向拝彫刻が外に出ているので厳しい冬の風雪で痛められていることが気になりました。
 独特の雪囲いに保護された西福寺開山堂

  西福寺に立つ石川雲蝶の銅像

永林寺・西福寺・穴地十二大明神と龍谷寺の4か所の中で私が一番心に残ったのは永林寺の透かし彫りの欄間彫刻です。雲蝶が理想とする女性がモデルとされている天女はなまめかしく生き生きとしていて今にも天女が持っている楽器から音楽が聞こえてきそうな感じすらしました。中越の山々に囲まれた田園の中にこんな素晴らしい作品群が150年以上も地元の人々に愛されて残されていたということに心が温かくなりました。

 石川雲蝶作の透かし彫り

 私は今年3月に加入したばかりで、どなたも存じ上げる方のない中での参加でちょっと不安もありましたが、同室になられた方も率直で気持ちの良い方でしたし、周りの大先輩方も楽しい方々で気持ちよく旅行することが出来ました。やはり来てよかったと感じた2日間でした。ありがとうございました。
また、このような素晴らしいツアーがあったら是非参加したいと思っています。
お世話くださった前田さん、お疲れ様でした。心より感謝しております。

  2木  吉村達子










| 新潟県::十日町市 | 04:56 PM | comments (0) | trackback (0) |
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