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第135回スペシャルツアーIN犬山 20周年記念旅行
城下町犬山のまち歩きと文化財の宝庫・明治村見学



 
  国宝犬山城天守閣を仰ぐ、宿舎の名鉄犬山ホテル



記念旅行に参加して   金曜会 市川 幸恵



10月22日 10:00 名古屋駅銀の時計前に全員集合。快晴の空のもとこの旅への
期待が高まります。
名鉄犬山遊園下車後、本日の宿泊地「名鉄犬山ホテル」に荷物を置いたのち昼食へ。

文化財奥村邸をそのまま利用した「なり多」にて素敵な創作フレンチ料理を堪能、食後には邸内(蔵やお庭)を拝見。昔の豪商の財力、美意識を楽しみました。


  昼食会場「なり多」 重要文化財の建物で営業するフレンチ創作料理の店

  古い建物の味わいをかもす食堂での楽しい昼食会


その後、犬山の町並みをガイドさんとともに歩き、いよいよ犬山城へ。
途中江戸の昔から行われてきた犬山祭りで曳きまわされるという豪華絢爛の車山(やま)を見学、城下町としての犬山の矜持をみた気がしました。

  江戸時代の城下町の面影を色濃く残す犬山の街並


  山車を納め、資料館にもなっている「とんでん館」の前で、ガイドさんとメンバーの皆さん


少し歩けばもうお城は目の前。ガイドさんの熱のこもった説明に、あたかも武士が向こうからやってくるようでした。犬山城の築城からの代々の城主や城に残る様々な逸話や工夫。急な階段の辛さも最上階からの眺め(後ろに木曽川を配する天然の要害)とさわやかな風に吹き飛びます。もっとも下りの階段はかなり緊張しましたが。


 犬山城天守閣前でガイドさんの説明を聞くメンバー

  天守閣から見晴らす木曽川の素晴らしい展望

 
さてお城を堪能した後は今日のお宿の「名鉄犬山ホテル」所有の「有楽苑と国宝茶室如庵」へ。好天から気温も上がり登城の疲れも感じていましたが、織田有楽斎(信長の実弟で茶人として有名)の愛した隠居所「如庵」(じょあん)へ。

現存する国宝茶席三名席の一つ。その簡素な中に凝縮された有楽斎の美意識。そこに座らせていただける幸せに息を止めて、いにしえ人の気配を感じることで疲れはどこかへ雲散霧消。その後場所を元庵(げんあん)に変えてお抹茶を戴き、ほっと我に返る始末(お菓子のおいしさもありましたが)。


 織田有楽斎の造った国宝如庵



本日の行程はこれにて無事終了。素敵なホテルの夕食と温泉を満喫した後は明日を楽しみに眠りにつきました。



10月23日 朝から低気圧の影響で雨がかなり強く降っています。ホテルのバスで「明治村」正門まで送っていただき、さすがは旅慣れたみなさん雨仕度も完ぺきにいざ出発。とはいえ広大な広さを誇る(100万㎡)明治村。

  旧西郷従道邸でのメンバーです


ガイドさんの案内を聞き洩らさないように「明治天皇御料車」「聖ヨハネ教会堂」「三重県尋常師範学校」「森鴎外、夏目漱石住宅」「三重県庁舎」「西郷従道邸」など次々見学、昼食後もバスで移動しながら「六郷川鉄橋」「呉服座(くれはざ)」「前橋監獄雑居房」「聖ザビエル天主堂」などなど見学し、いよいよ「帝国ホテル中央玄関」へ。

  動く御殿ともいうべき明治天皇御料車を見学

  美しく風格のある旧三重県庁舎の二階を見て回るメンバー


現物をご存じの方もコマーシャルでしか知らない方もあこがれの建物の中へ。
かのフランク・ロイド・ライトがその持てる技術と知識と予算(?)を総動員して取り組んだ美しい貴婦人のような建物です。細部にまでライトのこだわりがつまった、優雅で豪華でそれでいて懐かしいセピア色の空間です。

あの女優があの政治家があの歌手がそして様々の思いを抱えた歴史上の人々がこの赤い絨毯の上を通り過ぎて行ったと思うと、この建物の持つ記憶と威厳に敬意を表さずには居られません。ガイドさんの声がいつしか遠くなって建物の声を聞こうとしている自分に気がつくのでした。


  一番人気の旧帝国ホテルの前で皆さんで記念撮影です


「ではみなさん」という前田先生の声に我に帰り、この楽しい旅が終りに近づいたことを知り「もう一度来たい」とため息が出てしまいます。

今回の旅は我々日本人がどれだけの知恵と工夫と努力とパワーで今の日本を築きあげてきたかを知る旅でした。そして「自分たちに誇りと自信を持って胸を張って進んで行きなさい」と先人たちに少し丸めた背中を押されたように思います。

今回のスペシャルツァーも前田先生の細部にまで行きとどいた計画と、臨機応変の対応に最後まで完ぺきに楽しむことができました。本当にありがとうございました。またこれからも皆様と楽しい旅をご一緒できるよう祈っています。

 





| 愛知県::犬山市 | 10:59 PM | comments (0) | trackback (0) |










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