2006,08,25, Friday
もう一つの熱海ー建築を楽しむ
熱海は温泉地として有名ですが、もともとは冬の避寒地としての政財界人や文化人の別荘地として発展した街です。 今でも、冬に熱海駅に降り立つと暖かさを実感します。 最近では由緒ある別荘が一般公開されるようになったので熱海では温泉以外にぜひ計画を立てて見学して欲しいもの。 まずは熱海の文士の家巡り。熱海駅から1駅隣りの来宮駅。 双柿舎 近くには坪内逍遥の双柿舎があります。 邸内にある2本の柿に由来しています。 仏塔のような3層の書庫が印象的の家です。 凌寒荘 駅の反対側には国文学者の佐々木信綱の凌寒荘(寒さをしのぐ家)。 平屋の飾り気のない家には庭園の万葉集に詠まれた草花が似合います。 庭先から吉川英治旧居跡(非公開)に出られます。 創作の家 熱海駅からは「創作の家」と名付けられた池田満寿夫と佐藤陽子が暮らした家が。アトリエを始め隅々まで彼らの独特の美的センスが光る家です。 圧巻は起雲閣。「鉄道王」と言われた根津嘉一郎の別荘でもあった約3千坪の敷地。アールデコの華やかな部屋、驚くようなローマ風風呂、緑豊かな庭園などで贅沢なひとときを味わえます。 旧日向別邸 さらに、異空間を楽しみたい方にはドイツ人建築家・ブルーノ・タウトが設計した地下の離れの「旧日向別邸」。竹や木をふんだんに使っている建築物です。 最近、国の重要文化財に指定されたもの。 他の部分は銀座和光や東京国立博物館の設計者渡辺仁によります。 この他に梅園には中山晋平の別荘を記念館にしたものや杉本苑子の自宅だった彩苑もあります。 熱海には実に魅力的な建築物があることに驚かされた1日でした。 彼らのような家を訪問する意義は、先ず有名人の素顔に触れられること、さらには新鮮な異空間に引き込まれることでしょう。 公開日、予約方法などにご注意。 ●熱海市観光情報-歴史にふれよう ●池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家 「今回の情報は面白かった!」→クリック♪ (この情報が気に入ったら、押してくれると嬉しいです) 1日体験申し込みはコチラ 会員登録はコチラ |
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